迦陵(
かりょう)を描いてみました。本名は迦陵頻伽(
かりょうびんが)だけど、ポニョとか迦陵とかいろいろ呼んでます。
前回のイカリムシの治療日記からだいぶ時間が経ってしまいました。
続きです。
隔離水槽設備とお薬の用意ができたら、まずはイカリムシをピンセットで抜きましょう。
さらっと言いましたが、これ、初心者にはかなり勇気のいる行為です。。。
でも仕方ありません。
ネットには治療法として、まず引き抜きましょうと、書かれているのですから。。。
ただここで注意が必要なのは、目の近くやエラ、ヒレのすぐそばなど、デリケートな部分に食いついている場合などは、無理に抜くのはやめましょう。
目などはいっしょに取れてしまう(
ヒィッ!)ことがあるそうです。
で、どうやって抜いたかというと、まず手を殺菌効果のある石鹸でよく洗ったあと金魚を網で掬い、
水の外に出さないように気をつけながら水面近くまで網ごと近づけ、ピンセットで抜きます。
ここでのポイントは、すべての作業を水中で行うということです。
家の二匹の場合、水中の網の中であればさほど暴れることなく抜かせてくれました。
なんだか、抜いてくれるのを待っているようにじっとしていましたよ☆
ただ抜くのにはコツがあって、一気に引っ張るではなく、ゆっくり慎重に抜きます。
勢いよく抜いてしまうと、イカリムシが途中で切れてしまい、残ったイカリムシはまた再生を始めてしまいます。
ですから、ゆっくり慎重に、確実に抜くことがポイントです。
一人でやるより、誰かに手伝ってもらうと思っているより簡単にできると思います。
で、薬浴すること二週間。
この間に1、2回、イカリムシが成体となって出てくることがあると思います。
これは、薬浴する前に体内に寄生したものが成体となって出てきたからです。
見つけたら即、抜いてください。
リフィッシュという薬は、成体と卵には効きません。
卵から孵って浮遊している幼体にのみ、殺虫効果があります。
ですが仮に成体が卵を産んだとしても、薬の効果で幼体は死滅し、成虫になることはありませんので
最後にイカリムシの成体を抜いた後2週間のうちにイカリムシの成体が出てこなければほぼ全滅したと考えていいと思います。
私の観察ですと、水温27℃以上の環境では、イカリムシが魚体に寄生し成体となって出てくるのに1週間もかからないはずです。
私の場合も、薬浴してのち1週間もしないうちに1度、藤原園花ちゃんと五十嵐洋一さんにイカリムシが出てきました。
二人合わせて6〜7匹引き抜いたでしょうか。
それ以来イカリムシは出てきませんでしたが、余裕を持って2週間の薬浴で治療を終了しました。
薬浴中のポイントは、とにかく水を汚さないことです。水換えはこまめに行いましょう。
また、薬浴中は絶食が基本ですが、この場合餌は最小限与えてください。イカリムシに血液を吸い取られている分、餌をあげないと体力が損なわれてしまします。
一般的な病気よりも多少手間がかかりますが、適切な治療をすれば他の病気よりも☆にしてしまう確立は低いと思います。
藤原園花ちゃんも五十嵐洋一さんも、今は完全に完治し、今日も元気に水槽を泳いでいますよ♪
最後に、水槽、ろ過装置は必ず消毒してからリセットしてください。
それから、底砂は完全に破棄してください。洗っても再発の可能性があるようです。
以上です。
もしイカリムシを発見してしまった方がいらっしゃったら、何かの参考になればと思います。
・・・五十嵐洋一さんのひとりごと・・・
「『え?これが金魚?』と言われました。」